祭りだ! 祭りだ! 北島三郎の歌声を連想させる、すさまじい熱烈歓迎ぶりだった。俊輔が、クラブ関係者から手渡されたエスパニョールのマフラーを頭上に掲げて到着ゲートに現れると、2時間前から待ち受けた約500人のサポーターは「エスパニョールのロナウドが来た!」などと大歓声をこだまさせた。
「ものすごいね。逆にプレッシャーだよ」
あまりの熱狂に、クラブ側から13日の入団発表まで話をしないよう要請されていた俊輔も、思わずそう口にして、苦笑いを浮かべた。50人超の地元メディアも加わっての押し合いへし合いに、約30人の警官たちも無力。マフラーに刺繍(ししゅう)されたクラブ・ロゴにキスして歓声にこたえ、俊輔は出迎えの車で走り去っていった。
そんな騒ぎに満面の笑みなのが、エスパニョールのジブレ会長だ。11日付スペイン紙アスに「ナカムラは、われわれにとってクリスティアーノ・ロナウドやカカより重要な存在だ」と断言した。
さらに、エルムンド・デポルティボ紙は「ESTELAR(スター)」の見出しで、今季のスペインリーグ新加入選手の特集を掲載。俊輔も、C・ロナウド、カカ、ベンゼマというレアル・マドリード組とともに、「Galactico(銀河系) Nakamura」と紹介された。
セルティック(スコットランド)時代の欧州CLでの活躍を考えても、破格の熱狂ぶり。同市内に本拠を置くスター軍団バルセロナとは対照的に堅実派をそろえる中堅クラブにとって、俊輔の加入はそれほどセンセーショナルなものだった。
しかし、本人はあくまで冷静だった。空港では、地元メディアに「僕はスターじゃない。だから誰より多く走り、守備も一番しないといけない。簡単じゃないけど、ピッチで(実力を)証明しないといけない」と強調した。大歓迎にも浮かれた様子は少しもない自覚ぶりが、まさに俊輔らしいところだ。
11日にバルセロナ市内の病院でメディカルチェックを受け、13日にいよいよ新本拠地で入団発表が行われる。栄光に向けて、祭りはまだ始まり。俊輔が、その黄金の左足で、スペインを真の熱狂に包み込む。
歓迎されてますねぇ。
その期待に応えないと・・、後が怖いですが・・。
頑張って期待に応えてくれるでしょう。
でも、こんなに歓迎されるのは何でなんだろ?

